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英国人殺傷の知らせは、マーガレット、ガウアの弟を通じ、当時横浜に居留していた外国人にすぐに伝わった。

その英国人の多くが、島田久光の行列にすぐ報復をすべきと騒ぎ始めた。

その日のうちに英国公使館に、英国商人や他国の代表も詰め掛ける。


島田久光は、保土ヶ谷に着いた時、「奈良原を呼び、家老小松帯刀を通じて、異人を斬った理由を」尋ねた。

奈良原は、「不断からこのような無礼がないようにするのが御供目付の職掌であると考えており、もし外国人に行列を乱されるようなことになれば、切腹してお詫びするつもりでしたが、幸いさえぎられる前に斬り捨てましたので、職掌上の面目が立ちましたと神妙に答えた」と答える。


島津久光の一行が中途遭遇した外国人は、リチャードソンを含む4人だけではない。

彼等に出会う前、米国商人のユージン・ヴァン・リードにも会っている。

ヴァン・リードは「オーガスティン・ハード商会の商船・ワンダラー号に乗って横浜にやって来たハード商会のアメリカ人商人」。

1869(安政6)年には、領事館書記官に任命される。

彼は日本の文化をよく知り、大名行列を乱してはいけない事も理解していた。


マーシャルは、やがて先行していたクラークとマーガレットに追いつく。

クラークも深手を負っており、意識が薄れているのを見て、二人に、米国領事館となっている本覚寺に向かうよう指示する。

マーシャル自身は「宮之下河岸の船着き場に向かい、」待たせていた使用人を横浜の外人居留地に急がせ、惨事を伝えさせる。

その後クラークとマーガレットを追い、米国領事館に向かう。

マーガレットはクラークが今にも落馬しそうになるのを見て見限り、横浜まで馬で駆けて行ってしまう。


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